アフター・アワーズ(After Hours 1985 アメリカ)

1980年代
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解説・ストーリー

1985年に公開され、マーティン・スコセッシが監督したダークコメディー「アフター・アワーズ」では、ある夜、人生が一変する温厚な会社員、ポール・ハケット (グリフィン・ダン) の不幸が描かれています。

コーヒーショップでマーシー(ロザンナ・アークエット)という名前の美しい女性に出会った後、ポールはニューヨーク市の路上で起こる非現実的で、悪夢のような一連の出来事に巻き込まれていきます。 美しい女性に誘われ出かけてきたものの、不安に感じ家に帰ろうとします。

しかしお金の持ち合わせがなく、ポールは近くのバーへ事情を話し入れてもらうことになる。バーテンダー(リンダ・フィオレンティーノ)、アーティスト(テリー・ガー)、風変わりなアイスクリームトラックの運転手(キャサリン・オハラ)など、風変わりな人物たちと次々に出会うことになる。

夜が更けるにつれて、ポールが置かれた奇妙な状況から逃れようとする試みはますます困難になっていきます。 彼は不条理な次々と押し寄せる展開に巻き込まれていく。事件に遭遇するたびに、安全な生活に戻りたいという思いは、絶望的なものとなっていく…。

スコセッシの見事な演出は、ブラックユーモアとテンポの早い物語で、疎外感、都市の匿名性、人間関係の予測不可能な性質などをうまく組み合わせていて、物語をより魅力にエネルギーを吹き込みます。 この映画の風変わりなスタイルは、クライマックスまで続くことになります。

「アフター アワーズ」は、超現実的で予測不可能な世界に観客を引き込みます。 ダンのポールの描写は、映画を活気づけるブラックユーモアを交えながら完璧に表現しています。独創的なストーリーは映画監督としてのスコセッシの多才さを示すカルト的名作であり続けています。

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観客レビュー

⭐⭐⭐⭐
「『アフター・アワーズ』はワイルドで爽快な映画です。スコセッシの監督の展開力は完璧で、映画のブラックユーモアとシュールな物語は最初から最後まで夢中にさせてくれます!」
⭐⭐⭐⭐
「マーティン・スコセッシ監督の『アフター・アワーズ』は、ラストまで観終わると楽しい作品です。風変わりな登場人物と不思議な展開が、ハラハラさせてくれると同時に超現実的な雰囲気を作り出しています。ユニークな映画です。」
⭐⭐⭐⭐
「『アフター・アワーズ』は、都市生活の混乱をブラックコメディで捉えた、奇妙な一夜を描いた映画です。物語は奇想天外で、ブラックなユーモアと緊迫した演技でとても面白かったです。」

スタッフ・キャスト

監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョセフ・ミニオン
製作:グリフィン・ダン
撮影:マイケル・バルハウス
音楽:ハワード・ショア
編集:テルマ・スクーンメイカー

キャスト:

ポール・ハケット:グリフィン・ダン
マーシー・フランクリン:ロザンナ・アークエット
キキ・ブリッジス:リンダ・フィオレンティーノ
ジュリー:テリー・ガー
ゲイル:キャサリン・オハラ
トム・ショール:ジョン・ハード
ジューン:ヴァーナ・ブルーム
ニール:チーチ・マリン
ペペ:トミー・チョン

映画評論家・メディア評

「マーティン・スコセッシの『アフター・アワーズ』は、都市の疎外感を暗くコミカルで魅力的に仕上げた作品です。スコセッシの熟練したストーリーテリングを示すシュールでひねくれた作品です。」
「スコセッシ監督の『アフター・アワーズ』は、ニューヨーク市の暗部への熱狂的かつ悪夢のような一晩の物語です。ユーモアで予測不可能なプロットにより、スコセッシのフィルモグラフィーの中でも傑出した作品となっています。」
「『アフター・アワーズ』は、狂気の夜を巡る暗く面白く、ひねくれた物語です。スコセッシの演出は見事で、シュールな雰囲気を作り出し、ずっとハラハラさせられます。」

受賞歴

第43回ゴールデングローブ賞(1986)
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル):グリフィン・ダン(ノミネート)

第39回カンヌ国際映画祭(1986)
コンペティション部門:
監督賞:マーティン・スコセッシ

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