ブレードランナー 2049(Blade Runner 2017 アメリカ)

2010年代
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解説・ストーリー

実に35年の時を経て「ブレードランナー」の続編映画です。前作でメガホンを取ったリドリー・スコットが製作で参加し、前作主役を務めたハリソン・フォードも出演した。まさに新旧のブレードランナーが交差するストーリーで、前作を見た人にはさらに面白みが増す傑作映画。

物語は、1982年のオリジナル映画の出来事から30年後が舞台の「ブレードランナー 2049」。社会は依然としてレプリカント(人造人間)の存在と格闘している。ロサンゼルス市警で働く新世代のブレードランナー(ネクサス9型)である「K」は、旧モデル(ネクサス8型)を追跡し抹殺させる任務を受ける。

任務中にKは、30年前に死産で亡くなったレプリカントを発見する。レプリカントの妊娠はあり得ないこととされていた為、Kの上司は事件を隠蔽することをKに命じる。痕跡から妊婦の恋人が何十年も行方不明だった元ブレードランナーであるリック・デッカードであると判明する。

Kは残された人類と、新たに進化したレプリカントとの間の争いに巻き込まれていくことになる。彼は、レプリカントの繁殖の秘密を解き明かして帝国を拡大しようとする、実業家、ニアンダー・ウォレスと出会う。

デッカードの捜索が激化するにつれ、Kの命はあらゆる場面で脅かされ、息を呑むようなような攻防がエスカレートしていく。荒廃したディストピアと化した未来の地球で、彼は自分自身の出自の背後にある真実と、かつて歴史の流れを変えたレイチェル、デッカードとの関係が交差していく…。

「ブレードランナー 2049」は、人造人間のアイデンティティと人間性、神などのテーマを描き出す。続編としてしっかりリンクしたストーリーと撮影やビジュアル表現も素晴らしく、アカデミー賞では5部門でノミネートされ、視覚効果賞と撮影賞で見事受賞を果たした。大ヒットしたオリジナルの続編としてクオリティの高さで観客を魅了した傑作SF作品です。

U-NEXT

観客レビュー

⭐⭐⭐⭐⭐
「『ブレードランナー 2049』はビジュアル面でも傑作です!ストーリー展開に終始夢中にさせられました。ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードの新旧主役ペアは素晴らしいですよ。」
⭐⭐⭐⭐⭐
「『ブレードランナー』のファンとして観に行きましたが、期待以上でした!映画撮影は衝撃的で、アクションシーンは強烈です。キャストの演技も圧巻です!」
⭐⭐⭐⭐⭐
「本当に気に入りました! 考えさせられる近未来ストーリー、見事なビジュアル、素晴らしいサウンドトラック。ドゥニ・ビルヌーヴは見事にSFの逸品を生み出しました。」

スタッフ・キャスト

監督:ドゥニ・ビルヌーブ
脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
原作:フィリップ・K・ディック (小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」)
製作:リドリー・スコット、ティム・ギャンブル、フランク・ギストラ、
イェール・バディック、バル・ヒル、ビル・カラッロ
製作総指揮:アンドリュー・A・コソーブ、ブロデリック・ジョンソン、
バッド・ヨーキン、シンシア・サイクス・ヨーキン
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:ジョー・ウォーカー
美術:デニス・ガスナー
衣装:レネー・エイプリル
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ、ハンス・ジマー

キャスト:

K:ライアン・ゴズリング
リック・デッカード:ハリソン・フォード
ジョイ:アナ・デ・アルマス
ジョシ:ロビン・ライト
ラブ:シルビア・フークス
ニアンダー・ウォレス:ジャレッド・レト
サッパー・モートン:デイブ・バウティスタ
マリエット:マッケンジー・デイヴィス
アナ・ステライン博士:カーラ・ジュリ
ミスター・コットン:レニー・ジェームズ
フレイサ:ヒアム・アッバス
ココ:デビッド・ダストマルチャン
ナンデス:ウッド・ハリス
ファイル係:トーマス・レマルキス
ガフ:エドワード・ジェームズ・オルモス
アナグマ博士:バーカッド・アブディ

映画評論家・メディア評

「『ブレードランナー 2049』は、ドゥニ・ビルヌーブの息を呑むような演出と素晴らしい脚本で見事な続編となっている。35年ぶりの続編はさらに魅力的なSFの傑作だ。」
「撮影技術は驚くべきものでSF作品だが、脚本も素晴らしく知的な名作。ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードの時代を超えた共演がこの作品をSF大作に導いている。」
「ドゥニ・ビルヌーブは、すでに長い時が経ちカルト的名作の続編かと思われたが新たな魅力満載の作品だ。ストーリーも深みが増し、ビジュアルもグレードアップしている。ゴズリングは「ブレードランナー 2049」でも最高の演技を披露している。」

受賞歴

第90回アカデミー賞(2018)
視覚効果賞
撮影賞:ロジャー・ディーキンス
美術賞:(ノミネート)
音響編集賞:(ノミネート)
録音賞:(ノミネート)

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