解説・ストーリー
ハリウッドで製作された、日本が誇る怪獣映画の主役「ゴジラ」作品。ゴジラシリーズとしては、実に29作目となる。2014年の映画「GODZILLA ゴジラ」は、今までの着ぐるみの怪獣ではなく、フルCGで怪獣はVFXで描かれた。
※記念すべき第一作「ゴジラ(1954)」はこちらです
※庵野監督の「シン・ゴジラ(2016)」はこちらです
※日米夢の共演「キングコングvsゴジラ(1962)」はこちらです
物語は、1999年の原子力発電所事故で、妻を失った悲劇に悩まされている科学者ジョー・ブロディの葛藤からはじまる。この災害には目に見えている以上の何かがあると感じ、ジョーは真実を明らかにするために、封鎖された原子力発電所へ潜り込む。
数年後、アメリカ海軍の爆弾処理専門家であるジョーの息子フォードは、日本での父親の逮捕に関する連絡を受ける。フォードは父親を救出するために日本へ向かうが、政府による未知の怪物「MUTO」(Massive Unidentified Terrestrial Organisms)の存在隠蔽を巡る陰謀に巻き込まれることになる。
ジョーとフォードは事故当時の自宅で当時のデータを入手し、原発事故現場ではMUTOの繭を発見する。しかしこの調査は、モナークと呼ばれる謎の組織も行っていることに気づく。そんな時、繭から羽化したMUTOが暴れ出し、この事故でジョーは命を落としてしまう。
世界中で脅威となったMUTOと戦うために、政府は伝説的なゴジラとして知られる、巨大な生き物を研究している芹沢猪四郎博士とその科学者チームの協力を求めます。MUTOがサンフランシスコに現れると、ゴジラも深海から現れ、大規模な戦いを繰り広げます。
人類を守りたいという思いに駆られたフォードは、MUTOを人口密集地から誘い出すことを狙い、サンフランシスコで核弾頭を爆発させるという大胆な任務で軍に参加する。しかし、MUTOが弾頭を迎撃し、壊滅的な破壊を引き起こす恐れがあり計画は失敗します。クライマックスの対決では、ゴジラはMUTOと対峙し、その計り知れない強さと力を見せつける…。
「GODZILLA ゴジラ」は、第一作から核についての問題を提起し続けており、ハリウッド版のリメイクでもこのテーマを尊重し探求している。ハリウッドによる迫力満点の映像と人間ドラマを組み合わせた、壮観なリメイク映画です。
観客レビュー
『GODZILLA ゴジラ』は、激しいアクションシーンが魅力のスリル満点のSF怪獣映画です。オリジナルの持つ特徴も取り入れてくれていて、嬉しくもあります!シリーズのファンはハリウッド版も必見ですのでおすすめですよ。
「この映画はビジュアルとスケール感を誇っていますが、人間の登場人物の展開が少なすぎて物足りません。ゴジラとモンスターの戦いは壮大でしたが、ゴジラファンとして期待するスリルには欠けていました。」
「GODZILLA ゴジラ」は、このジャンルで象徴的なモンスターを甦らせました。ゆっくりとビルドアップしたストーリーが緊張感を高め、最後の対決は圧巻でした!オリジナルのゴジラを尊重してくれている作品!」
スタッフ・キャスト
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:マックス・ボレンスタイン
原作:デビッド・キャラハム
製作:トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、ブライアン・ロジャース
製作総指揮:パトリシア・スウィッチャー、アレックス・ガルシア、坂野義光、奥平謙二
撮影:シーマス・マッガーベイ
編集:ボブ・ダクセイ
音楽:アレクサンドル・デプラ
美術:オーウェン・パターソン
衣装:シャレン・デイビス
キャスト:
フォード・ブロディ:アーロン・テイラー=ジョンソン
エル・ブロディ:エリザベス・オルセン
ジョー・ブロディ:ブライアン・クランストン
サンドラ・ブロディ:ジュリエット・ビノシュ
芹沢猪四郎博士:渡辺謙
ヴィヴィアン・グラハム博士:サリー・ホーキンス
ウィリアム・ステンツ提督:デビッド・ストラザーン
若きフォード・ブロディ:CJ・アダムス
ラッセル・ハンプトン大尉:リチャード・T・ジョーンズ
トレ・モラレス軍曹:ビクター・ラサック
映画評論家・メディア評
受賞歴
第38回日本アカデミー賞(2015)
外国作品賞:(ノミネート)
コメント