キング・コング(King Kong 1933 アメリカ)

〜1960年代
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解説・ストーリー

ミッキーマウスなどの、アメリカを象徴するキャラクターの一つにも数えられるキングコングの記念すべき第一作映画作品。日本における特撮映画の元祖とも言える円谷英二にも多大な影響を与え、全世界で特撮を広めたエポックメイキング映画でもあります。

1933年に公開された、当時では画期的な特撮映画「キングコング」では、ストップ・アニメーション技術が用いられことも世界中の映画製作者に衝撃を与えた。公開当時は、観客が泣き出したりパニックに陥ることなども話題になった。

物語はカール・デナムという大胆な映画製作者が、アン・ダロウという美しい女優やスタッフとともに、未知の髑髏島へ危険と驚きに満ちた航海に乗り出します。髑髏島に到着した彼らは、キングコングに祈りを捧げる原住民達と出会う。

アンを生贄に差し出したい原住民は、映画撮影クルーが眠りに落ちた頃、アンを誘拐してコングの生贄として差し出す。アンの美しさに魅了されたコングは彼女を連れて森の中へと消えていく。アンと恋人同士だったスタッフのジャックは一人コングの足取りを辿っていく。

コングが島の恐竜との戦いをしているうちに、ジャックは案を取り戻すことに成功し、原住民の村へと避難する。デナムはなんとかコングをニューヨークに連れて行けないか模索する。そんな中、怒り狂ったコングが村へ舞い戻ってくる…。

映画全体を通して、観客はアンとコングの関係が意外な進展を見せることに驚くでしょう。最初は怖がっていたアンですが、やがてその巨大な生き物に共感を抱き、彼の弱さと誤解されていることを理解していく。この感情的なつながりにより、物語に深みが加わります。

コングのアンへの愛情が最終的に彼の破滅につながるこの映画の悲劇的な結末は観客の共感を呼びました。 「キングコング」は、自然の搾取がもたらす結果と、人間のどこまでも貪欲で破壊的な性質について警告を発しています。

メリアン・C・クーパーとアーネスト・B・シューザックが監督した「キングコング」は、さまざまな撮影技術だけでなく、映画として散りばめられた魅力的な物語で不朽の名作を、そして映画史のマイルストーンとなる作品を送り出しました。

※日米の怪獣対決「キングコング対ゴジラ」はこちらです

観客レビュー

⭐⭐⭐⭐⭐
「『キングコング』は時代を先取りした特撮映画の傑作です!アメリカを代表するモンスター、スリリングな冒険、そして画期的な撮影技術は、今日でも観客を魅了しています。」

⭐⭐⭐⭐⭐
「美女と野獣のクラシックな物語。キングコングの感情と特殊効果の技術的成果により、SF映画ファンだけでなく幅広い層に愛される作品となっています!」

⭐⭐⭐⭐⭐
「キングコングは、スペクタクルと物語のバランスがとれた時代を超えたスペクタクル作品です。フェイ・レイの演技と印象的なストップモーション・アニメーションが、インパクトが強く思い出に残る映画になります。」

スタッフ・キャスト

監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シューザック
脚本:ジェームズ・アシュモア・クリールマン、ルース・ローズ
原案:エドガー・ウォレス、メリアン・C・クーパー
製作:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・ショードサック
製作総指揮:デビッド・O・セルズニック
音楽:マックス・シュタイナー
撮影:エドワード・リンデン、J・O・テイラー、バーノン・L・ウォーカー
特殊効果:ウィリス・オブライエン
編集:テッド・チーズマン

キャスト:

アン・ダロウ:フェイ・レイ
カール・デナム:ロバート・アームストロング
ジョン・ドリスコル:ブルース・キャボット
イングルホーン大尉:フランク・レイカー
チャールズ・ウェストン:サム・ハーディ
原住民・チーフ:ノーブル・ジョンソン
二等航海士ブリッグス:ジェームズ・フラビン
料理人チャーリー:ビクター・ウォン

映画評論家・メディア評

「『キング・コング』は映画史のランドマークです。冒険とスペクタクル、そしてメッセージ性も兼ね備えた時代を超えた傑作となっています。」
「メリアン・C・クーパーの『キング・コング』は想像力と技術的成果ばかりが強調されるが、ストーリーも素晴らしい。特撮映画という新たなジャンルを確立した画期的な映画でもある。」
「『キング・コング』は今でも映画史における傑出した功績を残す名作である。その先駆的な技術や効果も素晴らしいが、魅力的なストーリーとメッセージ性の高い物語は、観客にも映画制作者にインスピレーションを与え魅了し続けている。」

コメント

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