天空の城ラピュタ(LAPUTA: Castle in the Sky 1986 日本)

1980年代
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解説・ストーリー

「天空の城ラピュタ」は、魔法とテクノロジーが共存する世界を舞台にした宮崎駿監督のファンタジーアニメーション映画です。製作費用捻出に徳間書店の鈴木敏夫の賛同を得て「スタジオジブリ」を立ち上げることとなった記念すべきジブリ作品の第1作。

孤児の少女シータは、伝説の天空都市ラピュタへの鍵を握る不思議なクリスタルのペンダントを持っている少女。ラピュタの力を狙う政府機関や空中海賊に追われるシータの人生は、勇敢な少年でエンジニアのパズーと出会ったことからはじまる。

シータは特務機関のムスカ大佐に捕らわれ飛行船に乗っていた。そこに空中海賊ドーラ一家が襲撃し、シータは逃げるために飛行船から落ちてしまう。しかし、不思議な石の力で助かったところを鉱山で働く少年バズーに助けられる。

シータとパズーは、伝説の天空の城ラピュタが実在することを信じています。二人は協力し合ってラピュタを見つける冒険に出発します。政府機関と空中海賊ドーラ一家に追われているシータは、バズーとともに逃げている時に高架線から廃坑に落ちてしまう。ここでもまた不思議な石の力に二人は助けられる。

廃坑で出会った老人ボムに、シータがしている不思議な石の首飾りが天空の城ラピュタで作られた飛行石でできている事を教えてくれる。そしてシータは古くから受け継がれた姓がラピュタであることをバズーに打ち明ける…。

「天空の城ラピュタ」は、宮崎監督の今までにない独特の世界観を生むストーリーと映像表現を披露し、観客の深い感情に共鳴する映画です。豊かなアニメーションと久石譲による魅力的な音楽は、ジブリ作品第1作からのコンビで宮崎ワールドに連れて行ってくれます。

※1988年公開の「火垂るの墓」はこちらです
※1989年公開の「魔女の宅急便」はこちらです

「天空の城ラピュタ」はスウィフトの「ガリバー旅行記」に出てくる空飛ぶ島の名称から来ていて、劇中スウィフトの名称も出てくるが、ストーリーと関連はありません。物語自体は宮崎監督が幼少期に原作した産業革命時代のヨーロッパを舞台とした作品となっています。

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観客レビュー

⭐⭐⭐⭐⭐
「天空の城ラピュタはアニメ史上に残る傑作です! 宮崎監督の想像力豊かな世界を、感心させられるアニメーション手法で表現しきっています!ジブリ作品のルーツです。」

⭐⭐⭐⭐⭐
「アニメ映画にとってまさに逸品と呼べる作品です!キャラクターは愛らしく、冒険と驚異に満ちた世界に引き込まれます。宮崎監督の才能が今見ても輝いています。」

⭐⭐⭐⭐⭐
「『天空の城ラピュタ』はまさに魔法のような作品です! 宮崎監督の細部へのこだわり、美しいサウンドトラック、そしていつもの世界観満載の宮崎ワールドで必見の作品です。」

スタッフ・キャスト

監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:宮崎駿
音楽:久石譲
製作:高畑勲
製作総指揮:徳間康快
企画:山下辰巳、尾形英夫
美術:野崎俊郎、山本二三
作画:丹内司
アニメーション監督:庵野秀明
編集:瀬山武司
撮影:高橋宏固、白神孝始

キャスト(声優):

シータ:横沢啓子
パズー:田中真弓
ドーラ:初井言縈
ムスカ:寺田農
ルイ:安原義人
シャルル:神山卓三
おかみ:鷲尾真知子
ポムおじさん:常田富士男
モウロ将軍:永井一郎
アンリ:亀山助清
ダッフィー:糸博
黒眼鏡:大塚芳忠
マッジ:TARAKO

映画評論家・メディア評

「宮崎駿の『天空の城ラピュタ』は幻想的な傑作アニメです。想像力豊かなストーリーと表現、そしてキャラクターの感情を細部まで映し出したことにより、この作品はアニメーション映画の革命作品となっています。」
「宮崎監督の独特の素晴らしい演出と『天空の城ラピュタ』の世界観が、観客を物語に没入させる魔法を生み出します。アニメーションの力を見せつける作品です。」
「『天空の城ラピュタ』は、宮崎監督の比類のない職人技を遺憾なく発揮しています。宮崎監督の一貫した豊かなビジュアルと魅力的なキャラクター、共感を呼ぶテーマのルーツとも呼べる作品。アニメ映画ファンにとってはシンボル的作品となっています。」

コメント

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