マイ・フェア・レディ(My Fair Lady 1964 アメリカ)

〜1960年代
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解説・ストーリー

『マイ・フェア・レディ』は、ジョージ・バーナード・ショウの戯曲『ピグマリオン』を翻案したクラシックミュージカル映画で、記憶に残る演技と贅沢な演出によって命を吹き込まれた傑作です。アカデミー賞8部門受賞した本作は日本でも大ヒットしました。

物語は、ロンドンの賑やかな街に住む、訛りが濃いコックニーの貧しい花売り娘、イライザ・ドゥーリトル(オードリー・ヘップバーン)を中心に展開します。

傲慢な言語学教授ヘンリー・ヒギンズ(レックス・ハリソン)はイライザに出会ったとき、友人のピッカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)と、正しい話し方と礼儀作法を教えるだけでイライザを上品な社交界の淑女に変えることができるという賭けをする。

ヒギンズの厳しく、しばしば過酷な訓練の下で、イライザは女性の洗練されたマナーとアクセントをなんとか身に着け、社交場であるアスコット競馬場へと向かう。そしてこの社交場で富裕層のフレディがイライザに恋をしてしまう。イライザとヒギンズの間の力関係が変化し、ヒギンスもまたイライザを忘れられない存在だと気づいていく…。

「マイ・フェア・レディ」は、当時のイギリスの階級制度や人間関係を美しくミュージカルで描写した作品で、有名な「踊り明かそう」や「スペインの雨」など、キャッチーな曲によってさらに引き立てられています。この映画は、魅力的な音楽に包まれながら少女の自尊心と成長を描いた物語です。

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観客レビュー

★★★★★
「『マイ・フェア・レディ』は不朽の名作です。イライザの変身は心温まるし、歌も忘れられません。オードリー・ヘプバーンが主役の女性として輝いています。彼女の代表作といえる作品です!」
★★★★☆
「オードリー・ヘップバーンとレックス・ハリソンはいつ見ても輝いています!映画は舞台ミュージカルの魅力を捉えていて、永遠のミュージカルコメディの傑作です!」
★★★★☆
「この映画はパフォーマンスとキャッチーな曲を誇っていますが、ジェンダーダイナミクスの描写は時代を感じさせてくれます。ヘプバーンのカリスマ性だけでも見る価値があります。」

スタッフ・キャスト

監督:ジョージ・キューカー
製作:ジャック・L・ワーナー
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
原作:ジョージ・バーナード・ショウ(戯曲「ピグマリオン」)
撮影:ハリー・ストラドリング・シニア
音楽:フレデリック・ロウ
編曲:アンドレ・ブレビン
衣装:セシル・ビートン
編集:ウィリアム・H・ジーグラー

キャスト:

イライザ・ドゥーリトル:オードリー・ヘプバーン
ヘンリー・ヒギンズ教授:レックス・ハリソン
アルフレッド・P・ドゥーリトル:スタンリー・ホロウェイ
ヒュー・ピカリング大佐:ウィルフリッド・ハイド=ホワイト
ヒギンズ夫人:グラディス・クーパー
フレディ・アインズフォード=ヒル:ジェレミー・ブレット
ゾルタン・カルパシー:セオドア・ビケル

映画評論家・メディア評

「『マイ・フェア・レディ』は、音楽的にも素晴らしい作品でヘプバーンとハリソンが素晴らしい演技を披露しています。ブロードウェイのオリジナル劇で見事な出来栄えで名作となっています。」
「ヘプバーンとハリソンは魅力的で、音楽も素晴らしいです。この映画には当時の社会背景も風刺されていて、今見ても楽しめる傑作です。」
「『マイ・フェア・レディ』は、思い出に残る歌とカラフルなキャラクターが満載の素晴らしいミュージカルです。花売り娘から淑女へのヘップバーンの変化は、見ていてとても楽しいです。」

受賞歴

第37回アカデミー賞(1965)
作品賞
監督賞:ジョージ・キューカー
男優賞:レックス・ハリソン
撮影賞(カラー):ハリー・ストラドリング・シニア
編曲賞:アンドレ・ブレビン
衣装デザイン賞(カラー):セシル・ビートン
美術賞(カラー):
音響賞:
助演男優賞:スタンリー・ホロウェイ(ノミネート)
助演女優賞:グラディス・クーパー(ノミネート)
脚色賞:アラン・ジェイ・ラーナー(ノミネート)
編集賞:ウィリアム・H・ジーグラー(ノミネート)

第22回ゴールデングローブ賞(1965)
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル):レックス・ハリソン
最優秀監督賞:ジョージ・キューカー
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル):オードリー・ヘプバーン(ノミネート)
最優秀助演男優賞:スタンリー・ホロウェイ(ノミネート)

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