野獣死すべし(1980 日本)

1980年代
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解説・ストーリー

「野獣死すべし」は、大藪春彦の原作をもとに1980年に公開されたサイコサスペンス映画です。この作品における松田優作の鬼気迫る名演技がのちの俳優としての地位を確立した作品です。

物語は、警視庁捜査一課の警官が拳銃を奪われて殺害されたところから始まります。しかも奪われた拳銃が闇カジノ強盗殺人事件に使用されるというショッキングな展開をみせます。犯人は東大卒の伊達邦彦。大手マスコミの海外カメラマン勤務で戦争の悲惨さを目の当たりにしてきた過去をもつ。

殺害された岡田警部補の部下だった柏木刑事は、伊達に目をつける。伊達は次に銀行強盗を計画し、仲間探しを始める。恋人に殺意を持った「野獣性」を持つ真田を誘い、銃の扱い方を教える。恋人を殺害させた上で共謀して銀行強盗を決行する。

大金を奪い逃走に向かう途中、伊達に想いを寄せる華田令子を見つけ殺害する。完全に野獣と化した伊達は逃走に使用した鉄道の車中で殺人鬼へと化していく。

本作は原作がハードボイルドな作品であったものが、映画ではショッキングな作品として仕上がっているため異作であるという評価もされている。キャスティングは豪華俳優陣で固め、冒頭からエンディングまで特異な人物視点で表現されている。

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観客レビュー

★★★★★
『野獣死すべし』は、ハラハラドキドキさせられる、手に汗握る犯罪スリラーです。 生々しいアクション、生ぬるい社会を風刺したストーリー、強力なパフォーマンスにより、このジャンルのファンは必見です。
★★★★☆
「野獣死すべし」は、人間の生々しい獣性を描写しています。 激しい暴力と歪んだ主人公が現代社会に一石を投じます。 強烈なインパクトを残す犯罪映画。
★★★★☆
『野獣死すべし』は、犯罪の暗く残忍な現実を描いた日本映画の傑出した作品です。 魅力的なストーリー、忘れられないキャラクター、そして非情な暴力的アクションは、このジャンルのファンにとって必見です。

スタッフ・キャスト

監督:村川透
脚本:丸山昇一
原作:大藪春彦
製作:角川春樹
製作総指揮:黒澤満、柴垣達郎
編集:田中修
撮影:仙元誠三
音楽:たかしまあきひこ

キャスト:

伊達邦彦:松田優作
華田令子:小林麻美
原雪絵:根岸季衣
乃木:風間杜夫
結城:岩城滉一
東条:阿藤海
エリカ:岡本麗
峰原:安岡力也
梅津:江角英
小林:泉谷しげる
柏木秀行:室田日出男
真田徹夫:鹿賀丈史
遠藤:佐藤慶
岡田良雄:青木義郎
石島:吉岡ひとみ

映画評論家・メディア評

「野獣死すべし」は、生々しい暴力と臨場感あふれる表現で観客を引き込む、日本の強烈な犯罪映画です。 人間の野獣性を求める主人公の生々しい描写と松田優作の怪演が、忘れられない映画となっています。
『野獣死すべし』は、犯罪の裏社会の深さを掘り下げた心に刺さる作品です。 この映画の本能的な暴力と主人公の揺るぎない決意は、行き場のない怒りと理不尽を生み出しています。
『野獣死すべし』は社会の暗部を描いた、心を掴む犯罪映画です。 この映画のひるむことのない暴力と主人公の執拗な暴力は、ぞっとするような考えさせられる物語を生み出しています。

コメント

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