解説・ストーリー
画期的撮影スタイルによるアクションシーンや、近未来社会への暗示と警告を示している映画「マトリックス」。3部作からなるシリーズの第2作のこの作品は、完結編と同時に撮影され、本作品公開から半年後に完結編が公開された。
※3部作第一作の「マトリックス」はこちらです
待望の続編である「マトリックス リローデッド」でも、ネオ (キアヌ・リーブス)、トリニティ (キャリー=アン・モス)、モーフィアス (ローレンス・フィッシュバーン) とエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)が中心となって展開していく。
物語は、ネオが鮮やかな夢と差し迫った破滅の感覚に悩まされている場面からはじまる。彼は、自分の選択が人間と機械の運命を決定する重要な役割であることを知る。預言者であるオラクル(グロリア・フォスター)に正しい道を尋ねる一方で、人類最後の砦であるザイオンには、機械によるロボット25万体での大規模な殲滅作戦が発令される。
マトリックスの起源を理解し殲滅作戦を止めるため、ネオはマトリックスのソースへ辿り着かなければならず、仲間たちと共にホバークラフトでソースへと向かう。ネオはここでもまた、人間と機械の両方にさらに大きな脅威をもたらす謎めいたエージェント・スミス (ヒューゴ・ウィービング) にも対峙する。
ネオはマトリックスの力の基であるソースにアクセスする鍵を握るキーメーカー(ランダル・ドゥク・キム)の存在を知る。ネオ、トリニティ、モーフィアスは、エージェント・スミスとそのクローンの執拗な追跡を回避しながら、キーメーカーを見つけるための危険な旅路に出る。
物語が展開するにつれて、ネオはマトリックスの本質とその目的を明らかにする謎の人物である設計者 (ヘルムート・バカティス) に会う。ネオは人類の未来を決定する難しい選択を迫られ、三部作の最終章の舞台で壮大なクライマックスを迎える…。
本作でも、激しいアクションや画期的な視覚効果を駆使し、戦闘と物語をSFの世界観にも誘ってくれる。マトリックス内でのネオの能力は、強大な敵との遭遇で戦うにつれて限界まで高まっていく。この映画の背後にあるストーリーは、実に先見の明があり人類の近将来を暗示している錯覚に落ちる。
「マトリックス リローデッド」は、マトリックスの世界を拡大しながら、前作によって提起された実存的な危機をより深く掘り下げています。現在でも解説本や映像が続々と出ることが、このシリーズのメッセージの深さを表しています。
観客レビュー
「『マトリックス リローデッド』は、オリジナルの衝撃的なコンセプトを、次のレベルに引き上げています。アクションシーンもストーリーも素晴らしく、ラストまで夢中にさせてくれました。完結編が楽しみです!」
「前作ほど革新的ではありませんが、『マトリックス リローデッド』は、迫力あるアクションとメッセージの深さを示してくれます。キアヌ・リーブスはまた素晴らしい演技を見せていて、何度か見ないと完全に理解できない脚本が飽きさせません。」
「『マトリックス リローデッド』は、シリーズの神話を拡張しました!もっと見たいと思わせる価値のある続編です。戦闘シーンは今回も驚くべきもので、近未来の哲学的テーマは観客を刺激し続けます。 」
スタッフ・キャスト
監督:アンディー・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
脚本:アンディー・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
製作:ジョエル・シルバー
製作総指揮:アンディー・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー、
ブルース・バーマン、アンドリュー・メイソン、グラント・ヒル
撮影:ビル・ポープ
美術:オーウェン・パターソン
編集:ザック・スタンバーグ
音楽:ドン・デイビス
衣装:キム・バレット
視覚効果監修:ジョン・ゲイター
キャスト:
ネオ:キアヌ・リーブス
トリニティ:キャリー=アン・モス
モーフィアス:ローレンス・フィッシュバーン
エージェント・スミス:ヒューゴ・ウィービング
ニオベ:ジェイダ・ピンケット・スミス
預言者オラクル:グロリア・フォスター
設計者:ヘルムート・バカイティス
ロック司令官:ハリー・レニックス
リンク:ハロルド・ペリノー
ペルセポネ:モニカ・ベルッチ
メロヴィング朝:ランバート・ウィルソン
キーメーカー:ランドール・ドゥク・キム
ハマン議員:アンソニー・ザーブ
ジー:ノーナ・ゲイ
ウェスト議員:コーネル・ウェスト
キッド:クレイトン・ワトソン
セラフ:コリン・チョウ
キャス:ジーナ・トーレス
オラクル:メアリー・アリス(後任)
映画評論家・メディア評
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