解説・ストーリー
当初30分のテレビアニメで製作されていた「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」は、その不気味さからNGとなり、映画で映像化することとなり3年の製作期間を経て、1993年に公開されたミュージカルアニメーション映画です。
製作にはストップモーション・アニメという独特の技法を取り入れた、ダークファンタジー・ミュージカル映画です。ティム・バートンが「バットマン・リターンズ」の撮影に入っていた為、監督はヘンリー・セリックが務めることとなり、ヘンリー・セリック作品でコンビを組むダニー・エルフマンが今回も音楽を担当した。結果的にこの抜擢がティム・バートンのキャラクターデザインとマッチし大成功となった。
物語は、ハロウィーン・タウンのパンプキン・キングであるジャック・スケリントンが、ハロウィーンで人々を怖がらせるという、いつもの古い習慣にうんざりしているところから始まります。何か新しくて刺激的なものを探していたジャックは、華やかなクリスマス タウンに迷い込みます。
クリスマスの歓声と素晴らしさに魅了されたジャックは、クリスマスをハロウィーンタウンにクリスマスを持ち込むことにしました。ラグドールのサリー、幽霊犬のゼロ、ロック、ショック、バレルのいたずらトリオなどの町の仲間たちの助けを借りて、ジャックはハロウィーンタウンをクリスマスのひねったバージョンに変え始めます。
ジャックの計画が進むにつれて、彼は意図せずしてクリスマスに混乱を引き起こしてしまいます。サンタクロースではなく、ジャックのキングの座を狙う邪悪なブギーの手によって、子供たちに恐ろしいプレゼントが届けてしまう。楽しい休日が悪夢に変わり、軍も出動する大混乱へ発展していく。
状況が悪化するにつれ、ようやくジャックは自分の間違いに気づき、悪意のあるブギーに捕らえられたサンタクロースを救い出し、クリスマスを元の形に戻すために奔走する。そしてブギーとその手下たちとのクライマックスの戦いを迎える…。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」は、ハロウィーンとクリスマスの両方の魔法を独自の手法で描き出し、あらゆる年齢層の観客を魅了し続ける愛される名作となっています。
観客レビュー
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」はクリスマスアニメの傑作!創造性豊かなアニメーションとキャッチーな歌、ティム・バートンの不思議な想像力で、ハロウィーンとクリスマスの両方に思い出す名作アニメです!」
「この映画は、暗闇と奇抜さとクリスマスのお祭りを絶妙に組み合わせていますね。ストップモーション・アニメーションはその世界に引き込んでくれる技術で、ダニー・エルフマンの音楽も記憶に残ります。日本でもクリスマスにはディズニーランドで取り入れられています。」
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」は、2つの愛すべき休日をユニークかつ想像力豊かに物語にしたミュージカルです。独特のキャラクターは愛らしく、ビジュアルやストーリーも幅広い層に支持されています。クリスマスといえばという定番作品です。」
スタッフ・キャスト
監督:ヘンリー・セリック
脚本:キャロライン・トンプソン
脚色:マイケル・マクダウェル
原案:ティム・バートン
キャラクターデザイン:ティム・バートン
音楽:ダニー・エルフマン
製作:ティム・バートン、デニース・ディ・ノビィ
製作総指揮:キャスリーン・ギャビン
撮影:ピート・コザチク
編集:スタン・ウェブ
美術:ディーン・テイラー
ビジュアルデザイン:リック・ハインリヒス
キャスト:
ジャック・スケリントン(歌声):ダニー・エルフマン(市村正規)
ジャック・スケリントン(声の出演):クリス・サランドン(市村正規)
サリー:キャサリン・オハラ(土居裕子)
ショック:キャサリン・オハラ(土居裕子)
フィンケルスタイン博士:ウィリアム・ヒッキー(三ツ矢雄二)
ウギー・ブギ:ケン・ペイジ(小林アトム)
サンタクロース:エドワード・アイボリー(永江智昭)
町長:グレン・シャディックス(大平透)
ロック:ポール・ルーベンス(園岡新太郎)
バレル:ダニー・エルフマン(梅津秀行)
映画評論家・メディア評
受賞歴
第66回アカデミー賞(1994)
視覚効果賞:(ノミネート)
第51回ゴールデングローブ賞(1994)
最優秀作曲賞:ダニー・エルフマン(ノミネート)
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